ひとみーぬ通信

本、映画の感想、ブログ運営法など雑多なブログです。

日本の少子化対策絶対視に見る「全体主義」への恐怖。海外移住も検討すべきかもしれないと感じる話。

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少子高齢化と言われるように、今の日本は高齢人口の比率が非常に高く、生まれてくる子供の数は減っています。

政府やマスコミでは少子化問題、として取り上げ、危機感を煽っていますが、実際の所、少子化で問題になる、という根拠が非常に曖昧だと感じます。

労働力の機械化

今後10年~30年の間に日本でもAIの導入、進化により、労働力の機械化が大幅に進むものと思われます。

すでに数年後には無人走行自動車の一般道での走行を目指していますし、2030年には、汎用AIが完成する見込みもあり、遅くとも2045年位までには、労働市場の多くの作業が機械化されるという見方が現実的です。

 

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労働力が機械化されれば、当然人間の労働者の働き口が減ります。

機械により、生産の規模は拡大され続けても、生産人口は減ります。

求められる需要が少なくなるので、生産人口全員に仕事が与えられる可能性は危ういと感じます。

 

つまり、少子化対策で言われている、出生数を増やして、将来の生産人口を確保し、税金を納めてもらう、という論理の筋が通らなくなるわけです。

人口が増えても、生産人口になれる人の数が減るからです。

それにも関わらず、今だに産めよ増やせよ的なスローガンを掲げ、やみくもに少子化対策に力を入れるのは、あまりにもナンセンスだと感じざる得ません。

少子化対策はただのポーズ。高齢者の医療費、年金削減が本当の問題

少子化対策への財源比率を見てみても、政府も本気で少子化対策をしようという意図はないと思います。

政府の本当の狙いは、現在の団塊世代を中心とした、極端に偏った高齢人口比率から生じる、年金、医療費の財源確保です。

  • 今の高齢者にギリギリまで働いてもらい、年金受給と医療費を減らしたい
  • 今、少しでも多くの生産人口が働いて、税金を納めて欲しい

が本音でしょう。

 

この問題は深刻ですが、団塊世代を中心とした極端な人口増加が解消される頃には、医療費や年金問題も今程深刻でなくなっていると思います。

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何よりも、その頃には、生産年齢人口の仕事の確保問題の方が重大になるでしょう。

これらの流れからも、少子化で将来大変なことになる、という話は嘘だと思います。

経済構造が大きく変わる

所得税等、労働者の税金から収益を得る、という構造から、ベーシックインカムの導入などを検討する段階に入るはずです。(そうでなければ社会システムを存続できない)

www.hitominu.com

 未来の話を細かく予想することは本題とはズレるのでこの位にします。

 

・・ここまでの話は、私の意見がただの感情論じゃない、という点を知らせたかっただけの前置きです(。-人-。)

もちろん解釈は人それぞれですので、ご自由にどうぞ。

 

私が危機感を感じているのは、この少子化対策への政府の反応、日本国民の反応が、全体主義を彷彿させる点です。

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政府のプロパガンダに洗脳された人達

戦後、政府が特に力を入れてきたプロパガンダは

  1. 勤労のプロパガンダ
  2. 結婚のプロパガンダ

です。

国民皆労働を目指し、税収を確保するために、10年以上かけて集団管理教育を行い、勤勉で従順、優秀な生徒を育成してきました。

www.hitominu.com

そして新卒一括採用のように、卒業後はすぐに就職し、企業に尽くすのが真人間であり、立派なしかるべき人生コース(それ以外を選んだら、つまはじきにするぞ、という脅しも込めて)を用意してきました。

 

さらに資本家への社員の忠誠心を強化させるために、企業とタッグを組み、専業主婦と会社員という核家族の標準化モデルもセットしました。

(現在は終身雇用が崩壊したため、終焉)

 

また、「家庭を持って男として一人前」というスローガンを掲げ、強力に国民皆結婚制度を推してきました。

 

つまり、労働、結婚、出産はこれまで政府が強力に推し進めてきた2大政策であり、国民の骨の髄にまで、

働かなければいけない、働くのが当然、結婚しなければいけない、結婚するのが当然、

という洗脳が染み込んでいます。

民主主義とは対極の権威主義

こういったプロパガンダ的な洗脳は時代が移り変わり、女性の社会進出や国民の要求を汲む形で和らいでいき、

柔軟化させていくというのが他の先進国の民主主義国家がとってきた政府の対応です。

 

しかし日本の場合、国民のために政府があるのではなく、政府のために国民があるという権威主義のような立場の逆転が起きています。

www.change.org

↑政治家の勘違い発言が話題になったように、国民が暮らしていくために国家があるのではなく、国家を存続させるために国民がいる、という民主主義としてはあり得ないスンタスを感じさせます。

 

そのため、婚姻制度の柔軟性が他の先進国に比べて大きく遅れています(今だに家制度の標準モデルしかない)。

 

さらに困ったことに、国のために誰でも子供を作るべき、結婚すべき、と他者に圧力をかけるような人達まで出る始末です。

 

このような全体主義的な行動は社会主義国家などで起こることで、民主主義国家で起きることではありません。

全体主義とは?

個人の利益よりも全体の利益が優先し,全体に尽すことによってのみ個人の利益が増進するという前提に基づいた政治体制で,一つのグループが絶対的な政治権力を全体,あるいは人民の名において独占するものをいう。

     引用:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

 

国や他人が個人の人生やライフスタイルに介入するなどということは、個人を重んじる民主主義ではありえないことなのです。

 

日本ではまるで宗教のように、結婚すべき、子供を作るべき・・!

という呪縛にかかっている人が多く、それにより個人の幸福の質が低下させられているように思えます。(自尊心の低下、罪悪感の増加など)

 

欧米諸国では、他者が結婚!子供!と他人に圧力をかけたり、子供を育てて一人前の人格(大人)になる、という根拠のない偏見もありません。

国側も国民の意見を聞き入れ、事実婚や戸籍の簡易化など、多様性に対応できるよう変化しています。

 

日本の場合、すでに時代遅れになっている制度や価値観に対し国の対応が遅く、そのためにさまざまな不都合が生じているように思えます。

 

政府も本気だったら、家制度標準化の撤廃など、現代のパラダイムに合わせて改善するはずです。

財源もケチり、対策もしない・・

という段階で、少子化対策は今までのプロパガンダの都合上「いちおうやっておこう」程度の認識なのかと思います。

全体主義化した国は民主主義国家ではない

問題なのは、時代錯誤の価値観を掲げて、子供を望まない人や結婚制度に魅力を感じていない人達にまで、それを強制する風潮です。

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無神経な雰囲気に流された人達に圧力をかけられ、無理に産まされた人はかわいそうです。(その子供もかわいそうです)

子供は子育てをしたい!という理由で作るものでり、他人や国が強制することは許されない行為であり、人権侵害です

 

気に食わん系の感情論や時代錯誤の勘違い論で、多様性を尊重できない傲慢な人達に、人生を踏み荒らされる人が減ればいいな、と思います。

みんながそれぞれのライフスタイルを送り、幸福に暮らせる国が幸せだと思います。

多様性を尊重できる人はいる

有難いことに私の周囲には、こういう少子化対策ゴリ押し系の人や、子供を育てて一人前!という偏見の強い人はいないです。

結婚していても、子供がいてもいなくても、お互いのライフスタイルや価値観を「それもいいね」という形で尊重しています。

全体主義は個人を殺す社会

ただ、ネットを中心に、子供は産むべき!少子化深刻!国家のための責任!

と真人間ズラして自分の正義をかざしている人を見かけることは多いです。

 

個人の事情や幸福を無視し、他者の人生を踏みにじり、偏見と差別をしてもいいという風潮は、これまで日本がやってきた国をあげての思想コンロールと同じです。

 

このような排他的で独善的な国家主義的な風潮が、日本の鬱病患者数自殺者数に大きく関係していると思います。

異様な風潮を真に受けてはいけない

このような背景から、日本では独身者や子供がない人達が、極端に卑屈になっている印象があります。

 

でも冷静に考えてみてください。

 

ちゃんと税金を納めて、犯罪もしない善良の市民が、肩身の狭い思いをする理由なんて、どこにもありません。

 

一部の無神経な人達の価値観を正当化するために、自己卑下することはバカらしいことだと感じます。

 

少子化対策絶対視は全体主義。

多様性を尊重できないなら民主主義ではない。

他者に自己犠牲を強いる人は、悪党です。 

 

日本は先進国だと思い、安心していましたが、全体主義の独裁の香りがプンプンしてきて怖くなってきました。

安部政権って超保守派ですし、憲法に道徳を混入する、などおかしな流れは感じていましたが、このままだと本当に怖いです・・(;´д`) 

2019年追記

この記事は4年位前に公開していたものです。

当時はマスコミを中心に、子供を産まない女性に対する無神経で差別的風潮が平気ではびこっていました。

つい最近まで「女は家庭に入り家事や育児をするもの、または仕事と家事を両立し、夫の世話も介護もするのが務め」

という男性や年長者とって都合の良すぎる屁理屈がまかり通っていました。

 

日本は先進国で男女平等の教育を受けています。

女性だって大学へ進学しますし、就職してキャリアもコツコツ積み上げています。

 

それにも関わらず、女性だけ途中ですべてを捨てて、家事、育児に専念するというはしご外しのような差別は筋が通りませんし、女性に対して失礼です。

 

「女には教育も経済活動もさせるな」という主張と同義です。

 

forbesjapan.com

日本のジェンダー格差は2019年現在、世界で121位です。

男尊女卑の激しい中東と同じ水準というのは明らかに異様です。

 

日本人の価値観と制度が現代社会に対応できていない結果ではないでしょうか。

 

また男性の勘違いによくあるのが、家事の方が楽なんだから家庭に入った方が幸せだろうという主張です。

ビジネスで活躍されている男性ならご理解頂けると思いますが、家事労働と仕事では交換価値が違いすぎます。

 

仕事で金銭を得られれば、家を買ったり、生活に必要なサービスを利用したりと選択肢は豊富ですが、家事労働は交換先の選択肢がほぼありません。

 

つまりあらゆる自由と選択権が奪われるわけです。

 

このような状態を公平だと感じますか?

 

婚姻制度は明治31年に制定されましたが、当時は夫婦別財、共働きというスタイルが標準モデルであり、今よりも対等なパートナー制度でした。


妻は家を守り、夫は経済、仕事・・という価値観が通用したのは武家だけです。

 

詳しくは↓の記事の最後のほうに書いています。

 

www.hitominu.com

 

 

私がわざわざこうやって記事に書くのは、現代女性の主張があまりにもマスコミやネットに反映されていないからです。

 

ブライダル産業やマッチングビジネスのマーケティング担当者のほとんどは男性ですし、ブログを書いているのも多くは主婦です。

 

個人的には婚姻制度がクソすぎるから、少子化が進んでいるとみています。


あらゆる不調和にはクソシステムがあり、その中だけで通用するクソ価値観があります。

 

また子供を産まないだけではく、産めない女性も少なくありません。

 

デリケートな問題に対して、赤の他人がズケズケと踏み込んでくる日本人の無神経さには引くことが多いです。