仕事で求められるべきことは、どんな人か?ではなく「何ができるのか」
私は仕事は能力の提供、交換だと認識しています。
よくある面接のための自己診断やSPI対策などはバカらしくてやる気になれず、一度もしたことがありません。
「私はこういう能力を持っていて、今までこういう仕事をさせて頂きまして、実績はこうです。」
という能力の提示、価値の提示をピンポイントで行い、あとは最低限のモラル意識やプロ意識を感じてもらうために、遅刻をしない、丁寧に迅速に連絡を取り合うなどの行動を取っていれば十分です。
能力と条件を提示し合うことだけに集中すべき
能力を提示できるだけの材料や経験がなければ、安く条件の悪い仕事でも、経験させてもらうつもりでどんどん受けて、一つ一つ丁寧にこなしながら経験と信頼を積み上げていきます。
仕事って本来そういうものじゃないですか?
異様なまでに堅苦しい(威圧的)な面接で道化のように自己アピールをしたり、金時飴のようなヒナ型スピーチをしたり・・
私なら意味不明の自己診断シートの作成をする手間と労力があれば、さっさと仕事を請け負って能力を提示できるだけの力をつけます。
試用期間は無給でいい
圧迫面接やグループ面接など、やたら何回も面接をする位なら無給のインターン期間でも設けて実際に作業をしてもらい、判断したほうが面接の成功度は高いと感じます。
私もフリーの稼ぎはじめは時給なんてあってないようなものでしたから、試用期間は無報酬という形態も一般的な常識として浸透させればいいと思います。(お金がなければその間はアルバイトをすればいいのです。交通費は支給。)
能力を提示できない内からまとまったお金を貰えること自体が奇跡だと思います。
無料の試用期間で実績をあげられなければ不採用、は当然
会社の社風があわなければ、無料なのでさっさとやめますし、合理的だと感じます。
ビジネスにおいて合理的な判断基準はなによりも優先すべきことだと感じますし、非行率なことばかりやって離職率やミスマッチをし続けている現在の人事評価は方向性を間違えているのではないかと感じます。
(ブラックな勤務体系や仕事でも文句を言わずにやる「思考停止」で「こらえ症」のある人材を選びたいなら効率的ですが)。
年功序列制度のなごりで、必要な能力がなくても会社に居座れる時代が終わる時期はもうすぐそこまできています。
世界的にクラウドソーシングなどアウトソーシングの流れはどんどん加速していますし(日本はかなり出遅れていますが)作業を細分化し、適材適所で能力をマッチさせていく仕事が当たり前になりつつあります。
職場の人間関係のトラブルの根は「親しくなりすぎること」
気持ちの悪いサークルのりの社員旅行や飲みニケーションなどはなどは即刻やめたほうがいいですね。
仕事が終わったら、仕事以外のプライベートでリフレッシュしたほうが効率がよくなるはずです。
いつまでもベタベタとくっつきすぎているから、人間関係もこじれるし、結果仕事に私情が挟まりやすくなり、効率も落ちます。
また、仕事相手の家族構成や私生活などを根掘り葉掘り聞く必要はありません。(そういうことは人事の段階でしてくれれば十分です)
その人のすべてを知る必要はなく、仕事相手としてのその人を知れば十分です。
まとめ
いつまでもサークルのりの人事評価や採用基準では、この先も離職率や効率は改善されないのではなでしょうか。
適正テスト(仕事に必要な能力)をしっかりとテストし、それが難しい場合(経験がない人を採用する場合)はインターン制度など実際に動いてもらうのが一番だと思います。
転職回数をやたらと負のポイントにしたがるのも、能力を見る、という一番大切な要素を見落とす原因になりかねないのではないでしょうか。
最低限のマナー、モラル意識(不正をしない、納期や契約を守るなど)をチェックすれば、後は何ができるのか?という一点に集中して判断すべきだと感じます