資本主義は弱者に優しい社会システム
資本主義=格差社会を生みだした元凶という認識を持つ人は多いと思います。
しかし私は資本主義は逆に、歴史上最高に弱者に優しいシステムだと感じます。平等ではないですが、確実に弱者に対して優しいです。
無能でもお金さえあれば質の高いサービスを受けられる
交換取引をする本人の素質や家柄に関係なく、お金さえ持っていれば大抵のサービスは受けられますし、質の高い製品も購入することができます。
他の社会システムが弱者に厳しい理由
これまでの社会システムや今後推される可能性のある社会システムと比較してみます↓
封建社会
メリットは特権階級に生まれつけば、何もせずともウハウハ生活が保障されることです。
デメリットは庶民階級に生まれついてしまった場合、家柄と階級で受けられるサービスが制限される所。庶民が質の高いサービスを受けられることなんて夢のまた夢です。
共産主義社会
メリットはブラック企業や熱血サラリーマンが都市伝説になること。
いくら働いた所でお給料はみんな大して変わらないので、適度に手をぬきながらライフワークバランスを維持できると思います。
デメリットは、サービス自体が国で定められ、バリエーションの乏しいものになっている可能性が高く、満足のいくサービス自体が極端になくなる可能性があります。
またいくらお金を稼いでも、特権階級でもない限り、自由で豪華な暮らしなどできません。職業の選択も制限されます。
評価経済社会
メリットは影響力のある人気者になれば富めることが保証されている所。
資本や家柄、学歴に関係なく、大衆の人気や支持を集めた人が勝ちです。コミュニケーション力やパフォーマンス力に優れた人にも有利。
デメリットは、芸能人や著名人ならクラウドファンティング等で即潤沢な資金が調達できるが、無名で特段スキルも才能も、パフォーマンス力もない一般人は圧倒的に不利な所です。
また人気取り合戦になるため、目立つために度を越えた行動に出る人も増えると思います。
ポピュリズムが政治にまで波及すれば大衆が熱狂的な信者となります。ポピュリズム+仮想敵=ファジズムとなり、ヒトラー的な存在を生み出す可能性もあります。
スキル交換社会
私が思いついた社会ですが、単にお金ではなく、当人同士のスキルを交換し取引をする社会です。現行の結婚制度と類似します。
メリットは有利な才能や能力を持つ人は、好条件のスキルや能力を持つ人と取引ができます。
デメリットは特段有利となる能力のない人は、交換相手の選択肢が減るため、生活が成り立たない可能性があることです。
資本主義では「お金」が強い
以上の点から、お金以外のものに交換価値を付けると、今以上に弱者は苦しむことになります。
モノでも才能でも人気でもなく、お金に交換価値の汎用性をつけることで、かなり弱者へのチャンスの道は開かれます。
格差の元凶は能力の平均化と資本家への従属
資本主義で格差が問題になるのは、能力の平均化により、有能な人のパフォーマンスを故意に下げる教育(洗脳)がなされてきたのも要因だと感じます。
社長よりも有能な能力を持っていながらも、突出した能力の偏りを許さず、ゼネラリストとして資本家に仕える社員を大量に教育しています。
その結果、資本家から搾取される人の数が圧倒的に増えたのが元凶です。
突出型の方が価値を売りやすい
資本主義社会で資本を持たない人が這いあがるには、能力や才能は偏っていても、突出していることが最高に有利になります。
本来有利な立場にいけるような優秀な(突出した才能や知識を持つ)人のパフォーマンスが、資本家により搾取されてしまっているのも不平等感を感じる要因なのではないでしょうか。
(ただし、圧倒的なブランド力を持つ会社は例外です)
格差はあるが、チャンスは誰にでもある
よく自分には才能も学歴もないし、格差社会の底辺で虐げられている・・と嘆く人がいますが、むしろ、かつてない程の恵まれた環境だと思います。
学歴がなくても、才能がなくても、アイデアと行動次第でお金を稼ぐ方法や手段は無数にあります。
資本家を迂回するルートを確保しておけばいい
要は自分は「無能」だと決めつけて、おとなしく資本家に安月給で使われ続けなければいいだけの話です。(ゆとりややりがいを感じる場合は、それもアリだと思います)
また、有能でも、過労死寸前まで資本家にこき使われなければいいだけの話です。
そもそも私なら「労働法」を暗黙の了解という空気感だけで無視するような会社には怖くていられませんね。
そのような経営者の労働者へのスタンスは蟹工船時代と大差ないです。
資本家を通さずに、お金を稼ぐ手段を確保したり、より突出した才能や能力を生かせる環境を選ぶことがベストなのだと思います。
不器用でも大丈夫
どこでもそつなくやっていける器用なゼネラリストでなくても、売り方や立ち位置を工夫すれば資本主義のメリットを存分に享受できる可能性が高いです。
できれば労働収入だけでなく、資本収入(システムや土地などが利益を生む)もあればより楽になり、行動の自由度も広がると思います。
今後は、AIによる機械化の進行、代替エネルギーの開発等で、資本主義の形態が変化する可能性もあります。
お金の汎用性が高い資本主義全盛の今こそ、弱者が輝ける最後のチャンスです。
まとめ
- 資本主義は弱者にとってチャンスに満ちた最高のシステム。
- お金さえあれば無能でも、変人でもサービスを享受できるし、自由も得られる。
強みやオタク的な知識を武器に、一点突破でビジネスに繋げれば一気に勝ち組へ昇華できる。
全国のニートのみなさんーっ!!
ぜひ資本主義を味方につけて、自由な生活を謳歌するネオニートを目指しましょう!!(∩´∀`)∩
注:ニートとネオニートの違い
- ニートは収入がほぼなく、扶養者の収入に依存していることが多い。
- ネオニートは会社員以上の収入を稼ぎ、経済的に自立している。
ネオニートには元ニート出身者も多いが、世間からの理不尽な偏見や底辺生活への怒りを原動力とした向上心があることも多い。
サイヤ人がスーパーサイヤ人に進化したのがネオニートだと思ってます。
「いい加減にしやがれこのクソ野郎。
罪もねえニートを次から次えと罵りやがって!!」